DNS 勉強会資料 2日目:レジストリ・レジストラ?(memo)(教育)

DNS をはじめよう 2日目

全体の流れ

以下の流れで話が出来たらいいな・・・

レジストリレジストラとは?

  1. レジストリドメイン名の一元管理を行う役割を担う
  2. レジストラドメイン名登録者からの申請を取り次ぐ役割を担う

1 つのTLD ( DNS 勉強会資料 1日目:ドメイン名って何?(memo)(教育) - 備忘録~小さなことから大きなことまで~ 参照) には 1つのレジストリ、が原則です。
ただし、1つのレジストリに対して、レジストラは複数であることが多いです。

f:id:mktk0808:20190109112654p:plain
レジストリレジストラ

お名前.com やサクラインターネットなどのほかにも様々なレジストラがいます。

レジストラの役割
  • 登録者からの登録申請の受付
  • レジストリデータベースへの登録依頼
  • Whois サービスの提供
  • 登録者情報の管理

レジストラは、ドメイン名を登録したい人(もしくはその取次ぎを受けた人(リセラ))からの申請情報を受け取り、レジストリが管理するデータベースへの登録依頼を行います。

レジストリの役割 ( 抜粋 )
  • レジストリデータベースの運用管理
  • ドメイン名の登録規則の策定
  • 登録申請の受付
  • Whois サービスの提供
  • ネームサーバの運用

ドメイン名って何?のなかでも説明しましたが、インターネット上のIPアドレスを特定するための仕組みが DNS です。 例えば example.jp が複数存在してしまうと、いったい私がアクセスしたい example.jp はどれなの?となり、違う宛先にアクセスしてしまうことも考えられます。

そうならないために、「レジストリデータベース」でドメインを一元管理するわけです。

.jp ならば、JPRSドメインを一括で管理するので、example.jp というドメインを取得したとしたら、example.jp = xxx.xxx.xxx.xxx というIPアドレスを紐づけることによって、インターネットを通して、example.jp にアクセスできるようになるわけです。

おまけ情報

前述のとおり、ドメインの重複は許されません。が、テストなどで適当なドメインを使用してしまうことがありませんか? それがテストの範囲内で収まってて、インターネット上にでないのであれば問題ないのですが、もしでている場合、きちんと制約をかけないとそれは誰もがアクセスできるものになってしまいます。
ルール上、「example.jp, example.com」といった、「example」というドメインドメイン登録できない(しない?)ことになっていますので、テストで使う場合は「example」を使ってみてください。

よくテストで使われる「hogehoge」は実際に使用者がいるのでなるべく避けたほうが無難です。

   Domain Name: HOGEHOGE.COM
   Registry Domain ID: 1979393_DOMAIN_COM-VRSN
   Registrar WHOIS Server: whois.jprs.jp
   Registrar URL: http://jprs.jp/registrar/
   Updated Date: 2018-01-26T17:30:19Z
   Creation Date: 1996-03-09T05:00:00Z
   Registry Expiry Date: 2019-03-10T04:00:00Z
   Registrar: Japan Registry Services Co., Ltd.
   Registrar IANA ID: 1485
   Registrar Abuse Contact Email: gtld-abuse@jprs.jp
   Registrar Abuse Contact Phone: +81.352158457
   Domain Status: ok https://icann.org/epp#ok
   Name Server: NS1.DNS.NE.JP
   Name Server: NS2.DNS.NE.JP
   DNSSEC: unsigned
   URL of the ICANN Whois Inaccuracy Complaint Form: https://www.icann.org/wicf/
>>> Last update of whois database: 2019-01-09T03:51:33Z <<<

今日はここまで。